2009年4月8日水曜日

「最初のイースター」(ルカ24:13-35)4月12日説教

イエスが処刑されて3日目の朝早く、婦人たちがイエスの墓に向かう。しかし、遺体はなく、空っぽであった。この時、2人の天使がイエスの復活を告げた。
婦人たちは弟子たちに一部始終を伝えるが、信じてもらえなかった。4つの福音書には、疑いや迷い、不安や心配の中にあった弟子たちが、イエスの復活を容易に信じなかったことが記されている。
エマオ途上の2人の弟子の場合には、イエスの復活について、歩きながら論じ合っていた。「顔は暗く」、頭の中は混乱していた。「最初のイースター」は「ハッピー・イースター」ではなかった。しかし、復活したイエスが共に歩いてくださった時、2人の「心は燃えていた」。私たちは、人生の疑いや迷い、生活の不安や心配に直面することがある中で、心が燃えることもある。そのような時、復活したイエスは私たちの歩みに合流してくださっている。イエスは今も生きておられるし、共に歩んでくださる。このことを信じて、復活を記念する朝、「ハッピー・イースター」と言い交わしたい。 山下慶親牧師