2010年2月18日木曜日

「歴史の主に信頼する」(申命記34:1-12; マタイ28:16-20)2月14日説教

歴史の主に信頼する」 山下慶親牧師
 (申命記34:1-12; マタイ28:16-20)
 申命記とマタイ福音書の最終章は山上の場面である。モーセはピスガ山頂から「約束の土地」を見ながら命を終え、指導者はヨシュアに移った。イエスの弟子たちはガリラヤの山上で、復活の主から全世界に宣教する使命を託された。ヨシュアもイエスの弟子たちも、前途には困難や試練があった。しかし自分たちの使命を担って前進していった。
 キング牧師は奴隷解放宣言からちょうど百年後、「私には夢がある」という演説を行い、人種差別が続いている現実が変革されることを訴えた。私たちには、歴史の主に信頼しながら、百年、二百年後を見つめて担っていかなければならない使命や課題がある。 134年前、熊本洋学校の生徒たちは花岡山に登り、35名が奉教趣意書に署名した。キリスト教を伝えていく決意をした彼らの前途にも試練や困難があった。草葉町教会は熊本バンドを継承している。神が100年後、200年後に約束してくださっていることを確信し、使命を共に担っていく者たちでありたい。 山下慶親牧師