2009年4月20日月曜日

「イエスは子ろばに乗って」(マタイ21:1-11)4月5日説教

 棕梠の主日から受難週が始まる。イエスが十字架上で苦難を負われたことを追憶する時である。
  イエスは固い決意を抱いて、権力の中枢エルサレムに向かわれた。人々が歓呼する中、イエスは子ろばに乗って入城された。旧約ゼカリア書には、勝利者となった王が子ろばに乗ってやって来られるという預言がある。
  ろばと馬は対照的である。馬は戦争で用いられ、権威や権力の象徴である。この世の支配者たちは馬に乗った姿を誇示する。馬と比べて、ろばは小さく貧弱であり見劣りがする。しかし馬からの目線が見下すのと比べて、ろばからの目線は歩く人間と同じである。神からの救い主が子ろばに乗ってエルサレムに入城されたことの意味は深くて大きい。この世の権力に立ち向かう意志と人々の目線に立つ謙虚さが示されているからである。
  2009年度を謙虚に歩み始めたい。それと同時に、心の内には、この世の悪や不正義に屈することのない信仰的な力を秘めていたい。        山下慶親牧師