2010年3月31日水曜日
「二つのing」(マルコ福音書3:13-19; 31-35)3月28日説教
主イエスによる12弟子の招きと任命は、教会がイエス・キリストの働きの委託から始まったことを示す。イエスと共にいること、宣教すること、癒すことがそれである。12弟子は、ペンテコステで宣教の広がりを果たす、役割の多様性を備えていた。12の数字は主イエスが12部族連合からなるイスラエルの再生を意図したことがうかがえる。主イエスが示す真の家族のあり方は、信仰共同体が血縁に基づく結びつきを越えた新しい原理、神の意志を中心に結びつくべきことを教える。これらの記事を通じて私たちは、教会のあり方に関する課題について考えさせられる。主イエスの教えはイスラエルの伝統の新たな再生を示すと理解できよう。アブラハムへの祝福の約束を基礎とする民の歩みは部族のあり方を変え続けながら持続してきた。教会もUnitingを目指して歩み続けるべき。また既成の価値を問うことは主イエスに発する改革者の姿勢である。信仰の完成を目指して我々もReforminngし続けたいものである。 棟方信彦牧師