2010年9月2日木曜日

」(ネヘミヤ6:1-9)「ネヘミヤの信仰」8月22日説教

バビロン帝国より劇的な解放を経験したイスラエル共同体は約束の地へ戻ってくることになります。しかし、現状は厳しいものでありました。エルサレムはバビロンによって打ち滅ぼされたままの状態で放置されていました。

彼らにとってそれは重大な問題でありました。倒されたままの城壁は国防上の大きな問題であり、またそれは彼らが再び共同体を形成させていく上でも大きな問題でありました。そのような状況の中で神様に遣わされた僕がネヘミヤであります。このネヘミヤと共に民は城壁の修復作業を始めました。しかし、その作業は決して平坦なものではありませんでした。多くの妨害と問題がありました。私たちの人生にもこのような痛みや問題があります。

しかし、ネヘミヤ記は私たちに希望のメッセージを示しています。サンバラトをはじめとする妨害者たちの妨害工作にもめげず、ネヘミヤは神に拠り頼みました。ネヘミヤは神様に力を与えてくださいと祈りました。やがて、エルサレムの城壁は完成することになったことを私たちは御言葉を通して知ることができます。神が成し遂げられた業を褒め称えつつ、私たちの人生における壊された城壁をも修復してくださるように神を待ち望みたいと思います。 崔鍾元神学生(同志社)