2014年6月25日水曜日

6月15日 の 説 教 要 旨

「神の子とする霊」
(ローマ8:12-17) 難波信義牧師

「あなたがたは、人を奴隷として再び
恐れに陥れる霊ではなく、神の子とする
霊を受けたのです。この霊によってわた
したちは、『アッバ、父よ』と呼ぶのです
(15節)」とパウロは言う。
ここにある「神の子」とは「神の養子」
という意味であり、パウロがこのように
わざわざて記しているのは、特別な恵み
を強調しているからである。すなわち、
神の子ではあり得ない私たち・神を「父
よ」と呼ぶことなどできない私たちなの
に、特別な恵みによって子として受け入
れていただいた・「養子」にしていただ
いて、神の家族の中に受け入れられた、
ということである。
また「人を奴隷として再び恐れに陥れ
る」とあるように「、子」と「奴隷」を対
比させながら、「神の命令を守らないと、
罰を与えられる、呪われる、災いに遭う」
と、ビクビクしながら神に従う必要もな
いと言う。なぜなら「神の子とする霊を
受けた」からだ。すなわち私たちは霊に
従って生きる・養子とされた者として、
神の子として・「アッバ、父よ」と神を
呼びながら、生きるのである。
「子供であれば、相続人でもあります」
「キリストと共同の相続人」だとも言う
(17節)。ここに希望を持って、生き生き
と、自分らしく生きたい。