2009年5月21日木曜日

「この子を主にゆだねます」(サムエル上1:21-28;マタイ20:20-28)5月10日説教

  子どもがいないハンナは祈りが神に聞かれて、幼子が誕生した。彼女は乳離れしたサムエルを「主にゆだねる」ため祭司エリに預けた。私たちもハンナのように、子どもを主にゆだねて成長を願うことが大切ではないだろうか。
  ハンナとは対照的に、ヤコブとヨハネの母は実に自分本位である。イエスが王座に着く時、息子2人がイエスの左右に座れるように願っているからである。
私たちは信仰的なハンナには遠く及ばない。しかし自分本位なヤコブとヨハネの母のようにはなりたくない。2人の母の中間に位置している存在である。
  福音書や伝説によると、ヤコブは12弟子で最初の殉教者となり、長寿を全うしたヨハネはキリスト教迫害下のエフェソで指導的役割を果たしたという。きっとヤコブとヨハネの母は自分本位な姿から信仰者の姿へと変えられ、2人の息子にしても「主にゆだねられて」歩む者となったのであろう。私たちも、自分の身が主にゆだねられた者として生涯を全うしていけるようでありたい。 山下慶親牧師