2011年6月1日水曜日

(エフェソ2:11-22)「和平を守っていきましょう」5月15日特別礼拝

エフェソの教会には、地域住民キリスト者とユダヤ人キリスト者との間に隔ての壁があった。ユダヤ人は相変わらず選民思想に包まれ、異邦人たちを軽視していた。しかしイエス・キリストが来られ、このような「律法を廃棄され(15節)」、私たちの中に平和をくださった。

日本と韓国が近くなり大邱南門教会と草葉町教会が兄弟姉妹になったのも「隔ての壁を取り壊し(14節)」た主イエスの恩恵があった事を信じている。初めて話すが、私の父は1945年、本人の同意無しに強制徴集によって日本の軍人にされた。日本本土で騎馬兵の訓練を受け、満州での戦闘に加わる直前に終戦になり、苦労の末に、本国に帰還した。このように過去、私たちは「傷つけた者」と「傷つけられた者」との痛みがあった。

しかしもう私たちは過去にとらわれず、未来を見ながら共に兄弟姉妹にならなければならない。なぜなら、主イエス・キリストが私たちに、そのような心を持たせてくださり、そのような心を私たちにくださったからだ。「キリストはわたしたちの平和であります。(14節)」このキリストが作られた平和を守っていきましょう。そして主の栄光を讃えましょう。黄日丙元(大邱南門教会)牧師