2011年8月17日水曜日

(使徒8:26-38)「フィリポの説教」7月10日礼拝説教

使徒の一人フィリポが、エチオピアの高官に洗礼を授ける場面。背後にあって豊かに導かれる神を思う。
12弟子の一人であるフィリポは、第一に霊の導きに従い、自分の思いよりも神の導きに従った。第二に聖書をよく学んでいたが故に、エチオピアの高官にイエス・キリストの福音を述べ伝えることが出来た。

エチオピアの高官は、第一に非常に熱心であった。故郷で位置も名誉もあった彼だったが、自国の神ではなく、異教の神・聖書の神を熱心に求めた。しかし、いくら熱心に求めても、そこに書かれている事の意味は分からなかった。するとそこにフィリポが現れ、福音を伝えたのである。しかもこのフィリポの言葉にも、異国の高官である彼は熱心に聞き入っている。第二に彼は謙遜であったと言える。
そしてこの二人を導き、つなげたのが聖霊の働きである。わずかでも時間がずれていたら、この二人は出会わなかった。

エチオピアの高官が朗読していた聖書がイザヤ書53章だったからこそ、フィリポは的確にイエスを述べ伝えることが出来た。そしてちょうど良いところに水があったから洗礼式が行われた。見えなくとも、不思議に、そしてベストタイミングで導かれる聖霊にゆだねて歩みたい。難波信義牧師