2012年12月13日木曜日


「イエスの仲間」(マタイ 10:26-33)10月28日説教要旨 

教会暦は「聖霊降臨節」から「降誕前節」に替わった。少し早い気もするが、ここからクリスマスに備える日々に入る。「降誕前節」は同時に、暦が新しくなる事をも意味し、その最初には、私たちの信仰について根本的な事が示される。

ここでイエスは言われる。「人々を恐れるな( 26節)」、「むしろ、魂も体も…滅ぼすことのできる方を恐れなさい( 28節)」と。少し前の箇所で「迫害の予告」がなされ、不安に包まれる弟子たちに、このように語るのである。それは決して、「迫害を恐れるな/命なんてどうでも良い」と言われるのではない。むしろ命を大切にするからこそ「神を畏れよ」と言われる・「命を与えた神をこそ畏れよ」と言われるのである。

命の神は雀の一羽一羽を見守り、助ける。命の神は、私たち一人一人の髪の毛の数さえ知っておられるほどに、一人一人を熟知しておられる。私たちの弱さも、罪深さも、何に苦しみ、何に悩んでいるのか、私たちがどのような人間であるのか、全てご存知なのだ。だから、私たちはどのような状況に立たされても、「イエスの仲間だ」と言い表し、人間を恐れるのではなく、全てをご存知の神を畏れて、その神に信頼して歩むのである。この原点に立ち返りつつ、クリスマスに備えたい。
難波信義牧師