2015年2月26日木曜日

10月19日 日曜礼拝説教

「聖地サンティアゴ巡礼・800kの旅」

信徒伝道日礼拝:中山葉子姉

 今年の5月中旬から1ヶ月半近くスペ イン北部にある大聖堂、サンティアゴ・ デ・コンポステーラを目指して800キロ の旅をしてきた。そこはエルサレムと並 ぶ三大聖地のひとつで、使徒の一人・聖 ヤコブ(スペイン語でサンティアゴ)の 亡骸が眠っていると言われている。 ここを訪れる巡礼者は年間17万人と 言われている。今回の旅でも様々な方々 との豊かな出会いと交わりがあった。ま た、ピレネーの山を越え、澄み切った青 空、どこまでも広がるメセタの大地、麦 の緑とアマポーラの赤、さらに世界遺産 に登録されているいくつもの荘厳なカテ ドラル…。これは歩いたからこそ見えた 景色であった。体調不良の長い道のりは 辛いこともあったが「神ともにいまして (465番)」の讃美歌を歌い励まされた。 サンティアゴのオブラロイド広場に到 着すると、近くにいた巡礼者たちと皆で 喜び合い、証明書を手に、ミサに参加。 ボタフメイロ(香炉)の煙を浴び、シス ターの美しい讃美歌を聞き、この場所に 立てた事に、今は亡き両親に感謝の気持 ちでいっぱいになった。 「主は羊飼い」「あなたがわたしと共 にいてくださる」(詩23編)と心から感 じることのできた、800キロの旅だった。 (文責:難波)