2015年2月26日木曜日

10月26日 の日曜礼拝 説 教 要 旨

「あなたを照らす輝き」 (ルカ11:33-36)

 難波信義牧師

短くも分かりにくいイエスの教えであ る。ここで「ともし火」とあるのは、イ エスご自身の事である。そしてそこで輝 いているのは「神の愛」である。イエス は神の愛の光を輝かせるために、この世 に置かれた「ともし火」なのだ。 さらに「あなたの体のともし火は目で ある。目が澄んでいれば、あなたの全身 が明るいが、濁っていれば、体も暗い。 (34)」とも言われる。古代の人々は「目」 を体の「窓」のように考えていた。これ を当てはめて考えると、その目(窓)が 澄んでいるか、濁っているかで、体に入 ってくる明るさもずいぶん違う。ゆえに、 私たちが輝いているか・いないかは、「と もし火」であるイエスの側の問題なので はなく、私たちの「目」の状態・私たち の側の問題なのである。 「だから、あなたの中にある光が消え ていないか調べなさい(35)」と主は言 われる(「あなたの中にある光」とは「と もし火」から入って来た光の事)。ひたす ら一心に、神の愛の光に向けて目を開い ていたのに、日々の出来事・あらゆるも のに心を奪われ、いつの間にか、生活か ら輝きが消えてしまってはいないか。そ の光が暗くなっていないか、それを点検 しなさいと言われる。