2015年2月26日木曜日

12月21日の日曜 教 要 旨

「お言葉どおり」 (ルカ1:26-38)

難波信義牧師

 神は、壮大な御計画を実現するために、 人間を用いようとされる。示された場面 も、マリアは、自分でイエスの母となる 事を選んだのではなく、神が彼女を選ん だのである。「おめでとう、恵まれた方。 主があなたと共におられる。(28節)」こ の唐突な挨拶に対して、マリアは戸惑い、 驚き、どのように応答すべきか分からな かった。しかし天使とのやり取りの中で、 ついに「神の選び」を受け止め、受け入 れ、「お言葉どおり、この身に成りますよ うに(38節)」と応えるに至った。そし てこの瞬間から、「主が共にいる」という マリアの新しい人生が始まった。 神は人類の歴史に、大きな御業を行う ために、ご自身の計画に従う人を探し、 マリアを見出した。マリアはへりくだり、 御計画への深い知恵に富み、その信仰と 従順によって「お言葉どおり、この身に 成りますように」と、全てを神に委ねた。 しかしこの2000年前の出来事は、決 して過去の出来事としてではなく、今を 生きる私たちにも豊かに示される。この 地にあって、多くの人々と共に、クリス マスの喜びを分かち合うために・「主が 共にいる」と言うメッセージを伝えるた めに、一人一人が選ばれ、招かれ、遣わ されている。その私たちに天使は語りか けている。「おめでとう、恵まれた方。主 があなたと共におられる」と。