2015年2月26日木曜日

12月7日日曜礼拝 の 説 教 要 旨

 「忍耐と慰め、希望の神」 (ローマ15:4-13)

 難波信義牧師

パウロはここで、二つの表現を持って 神を表している。「忍耐と慰めの神(5節)」 と「希望の神(13節)」である。 信仰共同体において「同じ思いを抱く (5節)」「心を合わせ声をそろえて(6節) 礼拝する、「互いに相手を受け入れる(7 節)」という、あたかも当然のことのよう で、実は非常に難しい現実の中で、「忍耐 と慰めの神」を自覚していることは重要 である。何故なら神ご自身が私たちを堪 え忍び、キリストにおいて赦してくださ った。そして今も、私たちに対して「忍 耐と慰めの神」なのである。私たちはこ の神から「忍耐と慰め」を学び、この神 から「忍耐と慰め」をいただくのである。 また「聖書から忍耐と慰めを学んで希 望を持ち続けることができる(4節)」と あるように、「忍耐と慰めの神」こそが 「希望の神」なのである。神は互いに異な る者が心を合わせ、共に生きる事を望ん でおられる。見回せば分裂の世界・その 現実にあって、神は今も赦し、受け入れ、 忍耐を持って、希望を豊かに示す。 私たちの身近な・小さな受け入れ合う ことも、「希望の神」に連なり、遣わされ ることであり、この世界に希望の神を示 す貴い働きなのである。自覚して、クリ スマスに備えた