11月30 日 の 日曜礼拝教 要 旨
「主が来られるときまで」
(ヤコブ5:1-11)
難波信義牧師
アドヴェント(待降節)に入った。「ア
ドヴェント」とは「到来」という意味で
ある。それは約2千年前のクリスマスを
指すと同時に、終末(終わりの時)にお
けるキリストの再臨をも意味する。使徒
信条の中にも「かしこより来たりて」と
あるのが、それである。私たちはこの期
間、クリスマスに備えつつ、キリストの
再臨にも備えるのである。
示された聖書にも「主が来られるとき
まで忍耐しなさい(7節)」とある。この
手紙の受信者は様々な迫害や抑圧の中で
試練の中にあった。しかし、その試練に
も終わりがある。それが終末・キリスト
の再臨の時である。終末は、神に敵対す
るものにとっては裁きの時だが、信仰者
にとっては救いの時・希望の時である。
試練は永遠ではなく、終わりの時がある
のだと、知る事が大切である。
試練の時は信仰が問われる時である。
そのような時こそ、互いに不平を言わず
(9節)、裁く方が戸口に立っている(10
節)ことを忘れてはならない。試練の時
こそ、私たちの信仰を確かにし、神を深
く知る時としたい。そのために、主の到
来・神の時を待つ忍耐を大切にしたい。
アドヴェントの日々、クリスマスに備
えつつ、忍耐を持って歩む私たちであり
たい