2月1日 の日曜礼拝 説 教 要 旨
「忍耐して実を結ぶ」
(ルカ8:4-15)
難波信義牧師
イエスが語られた「『種を蒔く人』のた
とえ」である。ここでは4種類の土地に
ついて言われているが、あくまでも「一
つの畑」について語られたものである。
畑の中には場所によって、踏み固められ
た「道端」があり、完全に石が取り除か
れていない「石地」があり、当時の農法
により深く耕さないために、深い所に根
をはる「茨」が残る所があり、「良い土地」
もある。また、育成条件が整わなければ
種は育たないが、整えば「百倍の実を結
ぶ」と言う。
これは「譬え話」なので、ここに自ら
の身を置いて理解しなければならない。
特に、この譬えの説明は11〜15節にあ
るとおりである。
特に「百倍の実を結ぶ」と言うが、当
時の農法では「10倍あれば豊作」であ
り、百倍というのは実に極端な話しであ
る。しかしこれこそが、イエスの語られ
た「神の業」を示す。御言葉が種として
蒔かれると、私たちの内には御業が・神
の愛が現れる。私たちの人生を通して、
神ご自身が働かれる。御言葉の種は、こ
のような可能性を、内に秘めている。
そうであるならば、私たちは「良い土
地」となるべく「御言葉を聞き、よく守
り、忍耐して実を結ぶ」者でありたい。
その意識・自覚と共に、実り(神の愛の
業)を期待して歩む者でありたい。