11月16日礼拝 の 説 教 要 旨
「 奉 仕 」
難波信義牧師
(創世記18:1-8)
バザーにあたり示された聖書は、奉仕
の意味について、私たちに示している。
「信仰の父」としてユダヤ教、キリス
ト教、イスラームにおいて尊敬されてい
るアブラハムだが、彼は信仰だけではな
く、人に対しても親切であった。見ず知
らずの旅人を招き、食べきれないほどの
食事を準備し、丁重にもてなした。アブ
ラハム自身も駆けずり回っている(2,6,
7節)。まさに愛とは、人のために身を粉
にして駆けずり回ることだと示される。
彼は何故そこまで親切に出来たのか。
ここに「信仰」が関わっている。すなわ
ち、どんな人との出会いでも、その中に
神の御心・御業があるのだという信仰で
ある「。私を愛してくださる神のためなら
ば、それをしないわけにはいかない」と
いう感謝から溢れ出る行為、それが「奉
仕」である。
アブラハムも、故郷を離れて「寄る辺
なき旅人」であった。その中で神の導
き・守りを知った。その感謝から、他の
旅人のもてなしにつながった。
さらに、このようにもてなした旅人が、
主ご自身であったという。旅人をもてな
す・隣人に奉仕するという事は、私の家
に神を・私の人生にイエスを迎えるチャ
ンスなのである。覚えて歩みたい。